2004年 5月3日〜5日 シアター・バビロンの流れのほとりにて
 
『シアター・キャバレー#02 金色に踊れる牛』

 
 ひとは牛をつれてゆかない
 それは大きすぎて隠しようもない
 なんという寛容の肉
 なのに爪先で立って笑う
 

 
 
 
 
 
5月3日(月)
 
『夜をきらめく』
地平いっぱいにひろがって
きみのからだは単純になる
夜をとらえるための眠りもなく
夜の中に坐りこんで夜を追い越す
さしずめおのれの運命をさらけ出そうか
恋は夕方から出て歩く
 
 黒沢美香
 万城目純

 
 相談役:坂尻昌平
 照明:いなり
 音:サエグサユキオ
 
 
5月4日(火)

『jazzzz-dance』(1992年『偶然の果実』より)
ここでは、食べ物を幾度も反芻する、
牛のもつ、孤立してある持続の力と、
それを支える愚鈍の強度が必要だ。
『偶然の果実』は、だがしかし、
どこにでも実るし、賞味できるはずである。
あなたが、いつ、どこでも、
牛になることさえできるなら。(坂尻昌平)
 
 クリタチカコ
 黒沢美香
 ジャンジ 荒木順
 砂山潮
 平松み紀
 吉福敦子
 磯島未来
 加藤若菜
 木檜朱実
 須加めぐみ
 田村葉子
 吉川恵子 他
 
 
 thanks:偶然の果実&出口→
 照明:いなり
 音:サエグサユキオ

 
 
5月5日(水)
 
『東京ロケット』
あなたとは二度とお逢いしたくありません
今宵ご一緒でしたらお別れしましょう
愛されて全てを告白いたしました
これ以上の逢瀬は罪になります
明日死にましょ、東京ロケットで

 
 上杉貢代
 黒沢美香
 堀江進司
 end パピヨンの踊り子たち
 
 
 
 舞台監督:栲象
 制作:東京バビロン制作部
 コラージュ:田村葉子
 デザイン:村岡亜希子

 
 
 
東京バビロン http://www.tokyobabylon.org